未経験から就職しやすい事務職は何?
フリーターから事務職になれる?
この記事の目次
フリーターから事務職への就職を目指すには
事務職は人気の職種です。
厚生労働省では様々な業界・職種の有効求人倍率を集計して出してくれています。
「一般職業紹介状況」で有効求人倍率を見ることが出来ますが、事務職の有効求人倍率は、
平成30年9月のものでは0.46倍となっています。
非常に狭き門であることが分かります。
この背景には、事務職の仕事がどんどんソフトウェアなどで自動化出来るようになったりしており、昔ほど事務の人手が要らなくなってきている事も背景にあります。
とはいえ、事務職の求人はまだまだ多く見つかります。
有効求人倍率が低いのは、人気が集中しすぎているから、といっても良いでしょう。
実際、求人サイトとしても知名度が非常に高い、
では、多くの未経験者向け事務求人を見つける事が出来ます。
後ほど、
などもご紹介をしていますが、こうした就職支援サービスを利用して情報収集をする方法もあります。
ただ、いずれを利用しても狭き門ではありますのでフリーター脱出、正社員就職を目指すのであれば、他の職種も検討された方がいいかもしれません。
純粋に事務のみという仕事内容での募集はさすがに少ないですから、どういった働き方をしたいかなどは検討することは必要ですが、デスクワーク中心の仕事は多数探す事は可能と言えます。
人気の職種となりますから、資格を取得するなどアピール材料を増やす努力もされることをオススメします。
未経験から事務職への就職、役立つ資格について
資格を取ることに時間を掛けるよりも、就職活動を優先した方が良い、ということも確かに納得できる話です。
しかし、現実的にはなかなか就職先を決めるのが難しいのが事務職です。
未経験、既卒や大学中退フリーターから事務職を目指そうと思った場合、やはりアピール材料が欲しいところです。
MOS検定(Word、Excel、PowerPoint)
事務職にパソコン作業は欠かせませんから、WordとExel、PowerPointまでは使えた方が良いでしょう。
MOSを取得していると、客観的にスキルをアピールすることが出来ますね。
簿記検定
他に経理事務として考えているのでしたら、簿記検定の取得がオススメです。
3級以上を取得すれば、履歴書の資格欄に記入しても良いでしょう。
評価が高まるのは2級以上です。
難しさはありますが、本気で経理事務として就職を目指す方は目指してみてはいかがでしょうか。
3級を取得し、現在2級を目指して勉強中、ということでも評価は違ってくるのではないでしょうか。
・日本商工会議所が主催する日商簿記
・公益財団法人全国商業高等学校協会が主催する全商簿記実務検定
・公益社団法人全国経理教育協会が行う全経簿記
とがあります。
秘書検定
秘書検定、という名称ですが秘書になるための資格内容よりも、一般常識を問われる検定です。
そのため、お客様の対応も多くなる事務職では秘書検定も評価される事が多いです。
未経験、フリーターから事務職には就職できる?
実際のところ、事務職はとても人気が高いために難易度が高い職種といって良いかと思います。
しかし無理というわけではありません。
そのためには、事務職の求人情報をしっかりと得るためのアンテナを立てて(求人サイトや、就職支援サービスの活用)、アピール材料を増やすなどの努力も必要です。
未経験から事務職への就職に成功する方もいますから、絶対に無理ということはないでしょう。
タイミング、自己アピール、志望動機、面接対策など、その時々でベストを出せるようにしっかりとした就活準備が大切といえます。
フリーターから事務職に就職したい女性が多いのはなぜ?
事務職はなぜ女性に人気?
事務職への就職を希望する女性はとても多いです。
皆さん、事務職求人の人気が高いことを知っていて(求人によっては100人以上の応募があるケースも)、それでも事務職としての就職を希望して就活を続けている方もいるようです。
事務職の人気が高い理由として挙げられるのは、
「働きやすいから」
ということに尽きるのではないでしょうか。
実際には事務職も忙しい企業もありますから、残業したりといったこともあるでしょう。
それでも、短納期や急なクライアントからの仕様変更に負けずに頑張るプログラマーやシステムエンジニアよりも残業は少なく休日はしっかり取れます。
売上げが上げられないと上司から詰められる営業よりも、精神的に楽でしょう。
新規事業の立ち上げに失敗して多額の損失を出す可能性があるマーケティング担当者よりも仕事は取り組みやすいと思います。
朝から夕方まで立ち通しの警備員の仕事よりも、体力的には楽でしょう。
そんな仕事ばかりではありませんが、事務職は色々な面で「働きやすい」ということは言えるのではないでしょうか。
さらには、未経験者歓迎の求人が意外と多く見つかります。
そうした事もあり、未経験者、フリーターから事務職を目指す方も多いのではないでしょうか。
労働時間が安定していると(残業が無いと)プライベートの時間もしっかり確保出来ます。
習い事もしやすいですし、急な合コン・飲み会のお誘いにも参加しやすいですね。
ご家庭のある、特にお子さんがいる女性にとっては家庭と両立しやすい働き方ができる、ということに最大の魅力を感じている方も多いでしょうね。
残業が多い仕事だと、どうしても家族とすれ違いの時間が多くなりますし、家事や子供の学校の手伝いなどが出来ない事に大きなストレスを感じる女性も多いと思います。
多くの企業では、事務職は働きやすい労働環境にあるといえますので、人気の職種となっていると言えそうです。
事務として働くメリット
事務職として働くメリットをみていきましょう。
・定時退社しやすい(残業が無い)
・体力的に楽
・売上げなどのプレッシャーが無い
・パソコンのスキルが身に付く(特にWord、Excel)
などが挙げられることが多いです。
事務職として働くデメリット
今度は、事務職として働くデメリットをみていきましょう。
・座り仕事なので体力が落ちる
・腰痛、眼精疲労などが出てくると辛い
・お給料は低め、昇給しにくい
・人間関係が良くない職場だと、辛い
などがあります。
未経験 就職しやすい事務職
事務職は残業少なめ、ワークライフバランスが取りやすい仕事?
事務職は特に女性から人気の高い職種の1つですよね。
未経験から事務の仕事に就く事を希望されている方も多いのではないでしょうか。
未経験者OKの事務求人が比較的、見つかりやすい事もあり(地域によりますが)人気が高い要因ともいえます。
記事の後半でご紹介をしていますが、
といったような就職支援サイトでも事務求人を探すことは可能です。
( 未経験から事務職へ就職するにはへ移動します)
仕事としても事務職は、
・精神的に楽そう
・残業が少なそう
・座り仕事でコツコツ型に向いていそう
・ワークライフバランスが取りやすそう
・黙々と仕事をこなす仕事
といったイメージをお持ちの方も多いのでは、と思います。
勤務することになる企業によっては、実際にそうした働き方になる事もありますが、イメージと全く違う可能性もあります。
もし事務職として就職を希望されるのであれば、就職先でどういった仕事内容・働き方になるかはしっかりと事前に情報収集を行い、確認しておく事が重要です。
企業によっては事務職は少数精鋭!ということでいつも忙しく、残業が常に発生する・・・といった可能性もありますからね。
私が以前勤めていた企業の管理部門の事務の方(主任)は、いつも夜10時頃まで残業されていました。。
ただ、そうした企業は少ないとは思います。
実際、周りで事務の仕事をしている女性の知人の多くは、残業無しで働いていて家庭と両立しやすそうでしたからね。
残業が少なめの企業に就職することが出来れば、確かに事務職はプライベート重視、ワークライフバランスも取りやすい仕事といえます。
未経験から就職しやすい事務職の種類
転職サイトによっては未経験者OKの事務求人が非常に多く、オフィスワークを希望される方からとても高い人気となっています。
未経験者OKの求人が多い事務職の種類としては、
・一般事務
・営業事務
の2つがあります。
一般事務
一般事務の仕事とは、その職場で発生する事務全般、庶務一般の事をいいます。
役割は幅広いですね。
資料、書類の作成。
電話対応、来客対応、メール対応、郵便物の仕分け、ファイリング、データ入力・集計作業、など職場により様々な仕事内容となります。
事務職が何でも屋と化している会社もあります。
一般事務の仕事をするにあたり、求められるのはコミュニケーション能力、気配り、パソコンスキルといえます。
未経験者OKとはいえ、企業によってはパソコンスキルを非常に重視しますので、MOSといった資格取得などが必要になるかもしれません。
会社内の様々な部署、人から仕事の依頼がある職種ですから、
「人をサポートすることにやり甲斐」
を感じる方には、向いている職種といえそうです。
営業事務
主に営業担当者のアシスタント業務を行うのが営業事務です。
商品の受発注、伝票・請求書の発行、メール・電話対応など営業部門のサポートを行います。
営業担当者の代わりに質問に答えなくてはならない場面も考えられますので、自社製品についての勉強なども必要となります。
一般事務の仕事よりも、営業事務の方が一緒に仕事をしていて売上げを作っている、という感覚を持ちやすいのではないでしょうか。
営業担当者とのコミュニケーション、チームワークが重要な事務職といえますね。
未経験から正社員 事務への就職は難しい?
未経験者OKの事務求人が多いのですが、実際には未経験から事務職へ就職するのは難しい場合が多いのですね。
というのも、事務は昔から人気の職種。
高卒で事務職へ就職を目指す方も多いですし、社会人経験あり職種未経験で事務へ転職を目指す方も多いです。
元事務職で経験者が復職を希望するケースや、他の企業で事務として働いている方が転職を希望するケースもあります。
様々な方が未経験OKの事務求人へ応募する事が多いため、思った以上に倍率の高い事務求人となる事が多いんですね。
そのため「未経験者OKの事務求人なのに、未経験者には厳しい求人」になっていることが多いといえます。
特に中小企業の場合には、出来れば即戦力が歓迎されますからね。
入社してから手厚くフォローが必要な人材を採用するのは、負担が大きいためです。
そのため高卒後、未経験から事務職への就職を目指す場合には、最低限のPCスキルを身に付ける事はとても重要です。
資格を持っている事で、客観的にExcelやWord、PowerPointのスキルを証明する事が出来ます。
そのため、MOSといった資格が人気なんですね。
「パソコンが使えます!大丈夫です」
といっても、何をどこまで使えるかが全く分かりませんので、採用担当者にとってはリスクのある人材となってしまいます。
業務で必要なPCスキルは、企業によっても異なりますからね。
未経験から事務職へ就職するためには、
・PCスキル
・コミュニケーション能力
・気配り
・臨機応変に対応出来る力
などがある、といったことは応募書類でも、面接でもしっかりとアピールしたいポイントとなります。
事務職は口が堅い人が向いている!?
事務職として、給与計算・支払いに関わる企業もあります。
その場合、社員の給与に関して知る事になります。
他の個人情報に接する機会もあるでしょう。
当然ですが、そうした個人情報を漏らす事は厳禁です。
「○○さんの給料、先月大きく減っていたけれどノルマが達成出来なかったのかも?」
といったような話などは絶対にしてはいけないですよね。
事務として働いて得た情報は、話してはいけません。
営業事務として働く場合も、自社商品の原価などは外では話してはいけませんよね。
事務職は口が堅い事が条件といって良いでしょう。
未経験から事務職へ就職するには
未経験から事務職として就職をするには、未経験OKの事務求人を探す必要があります。
などの求人サイトでも探す事が出来ますが、高卒既卒、フリーター、第二新卒といった状況から就職や転職を目指すのでしたら、事務求人の取り扱いもある次のような就職支援サイトの活用がオススメです。
⇒ 就職shop
⇒ ハタラクティブ
事務職正社員求人を探しつつ、他の職種への就職可能性なども探る事が出来ます。
未経験OKとはいえ、非常に倍率が高い事務職の仕事。
事務だけにこだわっていると就職先が決まらない可能性もあります。
適性のある仕事、興味のある仕事と広く情報収集を行って視野を広げてみることも大切では、と思います。
関連記事として、
もご覧ください。
未経験(フリーター)から派遣社員として事務職で働く
フリーターから事務職の仕事に就職するには、正社員が良いという方は多いと思いますが、中には最初は派遣社員から事務の仕事を始められたら、という方もいるかもしれません。
テンプスタッフ、リクルートスタッフィングなど知名度の高い派遣会社には、事務職の求人も多数派遣依頼が集まっています。
未経験、フリーターの方も派遣会社に登録をすることは問題ありませんし、むしろフリーターからステップアップのために派遣社員を選ぶ、という方も多いそうです。
派遣会社には「未経験OK」「業務未経験OK」といったことで未経験者でも就く事が出来る求人もあります。
事務職の仕事は人気が高いですから、出来れば事務職の仕事に役立つ資格を取得していたりすると実際に派遣先が決まりやすいです。
また、未経験から派遣社員として実際に働く際に重要なのは、年齢です。
派遣を目指す場合にも、正社員を目指す場合にも年齢が若い方が有利といえます。
フリーター、無職の状態からもし事務職を目指したい、といった場合には出来るだけ早めに何らかの行動、情報収集に動かれる事をオススメします。