高卒フリーターの末路
高卒フリーターの末路について
高卒フリーターのまま年齢を重ねたら、将来はどうなるでしょうか。
高卒フリーターの末路はどうなるのでしょうか。
高卒フリーターとして18歳、19歳、20代の間もアルバイトは見つかりやすいため、そこまで末路を意識する事も無いかもしれません。
しかし、フリーターを続けていて20代後半、30代となってくると次第に高時給ではアルバイトも見つかりにくくなりますし、何よりどのバイト先にいっても年下ばかり。人間関係を作るのが難しくなってきてしまいます。働きにくいのです。
そのうちに親も退職し、さらには突然、介護の必要が出るかもしれません。
正社員として就職した友人達も、結婚して家族がいればもう会うことも連絡を取る事も無くなっている可能性が高いです。
高卒フリーターの末路は孤独です、そして経済的に非常に厳しいものとなってしまうでしょう。
こうしたフリーターの末路を避けるには、早い時期に正社員就職を目指すことが必要と言えます。
この記事の目次
高卒フリーターの末路/高卒後、ずっとフリーターでいると将来どうなる?
高卒後、フリーターとして働いている人の中にも、将来が不安で・・・という方は多いと思います。
高卒フリーターということで、さらに将来の仕事や生活に時々大きな不安がある、という方もいるかもしれません。
年齢によって将来を考えたり、考えなかったりすることもあると思いますが、ここではフリーターのメリットやデメリットについて。
また、フリーター生活を続けることでの将来のリスクについてを掲載しています。
末路、というとずっと先のような気もしますが、もうどうにも抜け出せない状態になってしまう年齢は意外と早いかもしれません。
記事の後半ではこうしたフリーター生活を脱出して正社員就職するために役立つ就職サイトについても、ご紹介しています。
ずっとフリーターを続ける場合と、正社員として働く場合での大きな差は、
・収入格差
・将来の生活の安定性
ではないでしょうか。
フリーターとしての末路を歩まないように、今の決断(就職)がとても大切になるといえます。
高卒フリーターの末路/将来の給料、生涯賃金について
今フリーターとして働く人が将来を考えたとき、大きな不安に思うのが、
「収入、賃金」
のことではないでしょうか。
フリーターと正社員の賃金格差について先に見てみたいと思います。
フリーター 正社員 生涯賃金の差
基本的に、フリーターとして働く場合にはずっと同じ時給で働く事になります。
時給900円で働いていて、仕事振りが認められて1年後に時給1500円になった!といったことはまずありません。
どんなにアルバイトで活躍をしても時給900円から上がることは無いでしょう。
時給アップしても数十円、といった世界です。
例えば平均的なところで考えてみると、フリーター平均年収は以下となります。
時給1,000円で1日7時間、週5日働いた場合には、年収で168万円となります。
女性フリーターの場合にはもう少しバイト時間が短かったり、勤務日数も週4だったりする方も多いと思いますので、平均年収は120万円~140万円という方が多いかもしれませんね。
男性だともっとガッツリとアルバイト出来て、年収200万円を超える方も多いかもしれません。
20歳~60歳までフリーターで働いたとして、先ほどの年収168万円を稼ぐ場合だと単純計算で、
生涯賃金は6,720万円
となります。
一方で、正社員就職して働いた場合、退職金も含めた生涯賃金は、
大卒男性で、2億7,000万円前後
大卒女性で、2億3,000万円前後
と言われています。
その格差は歴然です。
この生涯賃金だけを見てもフリーターの将来は厳しいことが分かります。
正社員の場合には、ある年齢までは昇給していきます。
フリーターはずっと同じ時給ですし、年齢によりアルバイトも見つかりにくくなりますから逆に低い時給のアルバイトで妥協する必要もあるでしょう。
雇用の不安定さがとても大きい働き方です。
そして忘れてはいけないのが、年金の存在です。
フリーターと正社員は年金の格差も大きい
フリーターが主に加入しているのは国民年金です。
国民年金の平均支給月額は5万5千円となります。
正社員は厚生年金です。
厚生年金は14万7千円となります。
ここでもフリーターで働き続けた場合と、正社員とした働いた場合の差が出てきます。
国民年金、厚生年金の状況については将来的に変更されていくでしょうから、随時最新情報の確認が必要です。
関連URL:厚生年金保険・国民年金事業の概況|厚労省
などで情報を得ることができます。
平成29年4月に施行の年金機能強化法により加入の最低期間が10年に短縮されることとなり、受給のハードルが少し下がりましたが、納付期間が短いという事は受け取れる年金支給額も少ないということです。
老後の暮らしを考えた場合、負担はありますが出来るだけ早い時期から納付しておくことをオススメします。
末路なんて気にしない?フリーターのメリット
フリーターとして働くメリットとしては、
・アルバイトなので仕事の責任が少なく、気が楽
・休日が自由に取りやすい
・転勤、異動などが無い
・自分の時間を確保しやすい
・仕事を変えやすい(20代の頃まで)
・人間関係が楽
・他に夢などがあれば、アルバイト時間を調整して追いかけやすい
などがあります。
とはいえ、こうしたフリーターのメリットを享受できるのは20代までといって良いでしょう。
30代になるとアルバイトも見つけにくくなりますし、バイト先の年齢構成費などもあり仕事が限定され始めてきます。
いずれはアルバイトも見つからず日雇い派遣労働者となり、日雇いの仕事を求めて地方へ移動。
その仕事も見つからなくなり、お金も尽きて路上生活者へ・・・といった末路も考えられます。
末路なんて気にしない?フリーターのデメリット
・昇給が基本的に無い(時給アップしても数十円)
・ボーナスが無い
・雇用が安定しない(すぐにクビになりやすい)
・勤務条件により、社会保険に加入できない
・福利厚生が無い
・社会的に信用が無い(クレジットカードなどが作れない、ローンの審査に通らない)
・30代以降はアルバイトへの応募に制限が増える
・経験が積めない
・キャリアを積めない
・年齢が上がると体力が落ち、体力勝負の仕事が多いフリーターがキツくなる
フリーターの仕事は主に販売・サービス、作業・労働系、警備など立ち仕事、接客が多いです。
1日中立ち仕事も多いですから、年齢が上がるにつれて仕事がキツくなってきます。
フリーターを続けることはリスクが大きいとしか言えません。
いずれは正社員になることを考えている、という方は、そのうちと言わず就職しやすい年齢の間に就活をスタートそ、しっかりとキャリアを積める仕事に就かれることをオススメします。
高卒フリーターの末路
高卒フリーターの末路として待っているのは、一生、非正規で働かなければならない、という将来です。
高校を卒業して、10代、20代の頃はまだまだ未経験から正社員就職をするチャンスはあります。
とはいえ、高卒後の空白期間、フリーター期間が長くなってくると書類選考も落ちることが増えてきますし、就職が厳しくなってくることは間違いないです。
多くの企業への影響もあり、これからさらに求人が減ってくると考えられます。
実際、有効求人倍率は連続で下がってきているんですよね。
就職難で思い出すのは、2000年頃の就職氷河期なんです。
就職氷河期は大卒、大学院卒も就職できませんでしたが、高卒も就職率が落ちました。
高卒という学歴の分、その後も就職ができず。
40代、50代でも正社員になれず非正規雇用で手取り10万円台で働く・・・といった働き方になっている人も。
そうした働き方の末路は、想像に難くないです・・・。
就職しやすい年齢の間に正社員になれなかった場合、高卒フリーターの末路も、近いものが待っていることは間違いありません。
高卒フリーターの末路を避けるためにも、1歳でも若い年齢の間に正社員になることを目指して欲しいなと思うのです。
仕事に関しての高卒フリーターの末路
高卒フリーターの末路のとして、最初に考えておきたいのは「仕事」についてです。
高校卒業後から20代、30代前半くらいまではアルバイト探しに困ることもなく、フルにシフトを入れて働いたり、ダブルワークでアルバイトをすれば友達よりも手取りが多くなる方もいると思います。
特にシフトに多く入ってくれて、働く時間に融通が利きやすい20代フリーターを歓迎する会社も多いでしょう。
高卒フリーターの末路、結婚できない
高卒フリーターは結婚が難しくなってきます。
フリーターはどうしても経済的に安定しませんし、急に収入が激減しやすい雇用形態です。
非正規雇用で解雇されやすいためです。
20代で体力もあり、働く口も見つけやすい時であれば、頑張って働いて手取りをしっかり稼ぐこともできるかもしれません。
しかし、フリーターの年収は20代も30代も40代もあまり変わりません。
年収が伸びないのです・・・
もし結婚して将来子供が生まれたら、どんどん出費も増えていきます。
フリーターでは出費に耐えられず、経済的に破綻する可能性がとても高いです。
それを考えた場合、相手の親御さんが結婚を了承する可能性は低いでしょう。
それ以前に付き合う相手も見つかりにくいでしょう・・・
フリーターという立場では恋愛対象外になりやすいといえます。
安定して働いている、もしくは何らかのスキル・経験を持ってフリーランスでしっかり稼いでいる、頑張っているという方の方が恋愛対象になりやすいといえます。
仕事が選べなくなる、アルバイトにも採用されなくなる
「いずれは正社員として働くつもり。今はまだ気楽なフリーター生活でいいかな」
という高卒フリーターの方も多いかもしれません。
実際、20代で就職しやすい年齢の間に正社員になれれば問題ありませんね。
しかし、年齢が上がるとともに仕事が選べなくなってきます。
「やりたい仕事がない」
という理由で就職活動がさらに先延ばし、フリーター生活を続ける原因となる可能性があります。
フリーターとして30代になると、未経験から応募できる正社員求人が激減してしまいます。
アルバイトにしても年齢が若く、体力のある10代、20代の採用を優先する会社も多いため、次第にアルバイトも決まりにくくなってきます。
バイト先でも若い子が増えてきて、居にくくなり辞めてしまう・・・
そうしているうちにアルバイトはもう見つからず、日雇い派遣、ネットカフェ難民になっていく可能性もあります。
親も高齢で頼れない、となると詰む可能性が高いです。
仕事に関しての末路を避けるには、高卒後に就職しやすい年齢の間に正社員になるしかありません。
フリーターの末路を避けるには
フリーターの方の中には高卒、大学中退フリーターの方も多いと思います。
今までの経歴、学歴やフリーター歴の長さから就活に不安がある、というフリーターの方も多いかもしれません。
フリーターを脱出して正社員就職を目指す方法もいくつもありますが、成功率が高い就活が出来る方法としてオススメをしているのが、
を活用する方法です。
こうした高卒フリーター向け就職サイトを活用することで、就職支援の専門アドバイザーが就職相談から求人紹介、面接対策、入社前準備までしっかりサポートしてくれます。
紹介してくれる正社員求人はいずれも未経験者歓迎の求人となります。
20代限定での利用となる就職支援サイトが多く、1歳でも若い方が就職しやすいということはいずれの就職エージェントでも言われます。
人物重視、ポテンシャル採用の求人を効率良く探すことが出来ますから、フリーターから正社員就職を目指すには最適の就活方法と言えます。
まだ正社員になるか迷っている、どういった求人があるの?といった相談や情報収集の利用でも大丈夫ですよ。
気軽に相談に来て欲しい、というエージェントが多いですから、まずは情報収集の一環として活用されてみてはいかがでしょうか。